平和祈念公園 沖縄県糸満市字摩文仁545

 沖縄戦最後の激戦地であった糸満市摩文仁につくられた国定公園です。広大な敷地内に戦没者墓苑、平和祈念資料館
などがあり、慰霊の日である6月23日には慰霊祭の会場となります。1995年に建てられた平和の礎(いしじ)には、沖縄戦で
亡くなった23万人余りの名前が国籍に関係なく刻まれています。

 

公園につくられた沖縄平和祈念堂。沖縄県民はじめ全国民
の平和願望、戦没者追悼の象徴として建設されました。
堂内には、沖縄県下の各町村及び学童による募金活動の
支援を受けて、沖縄が生んだ芸術家山田真山氏が 18年の
歳月をかけて原型を制作した沖縄平和祈念像が安置され
ています。
黄金色に輝く沖縄平和祈念像の前で、平和教育を受ける
修学旅行の生徒たち。
しかしながら、この巨大な仏像にどうも違和感を覚えます。
沖縄平和祈念堂の理念に賛同した日本洋画壇の 第一線
の画家から寄贈された絵画を展示している美術館。
大作が多く、数億円に昇る絵画ということですが、館内は
空調が悪い感じで、湿っぽい匂いが漂っていました。
絵の傷みが気になります。
2005年11月につくられた「清ら蝶園」 。羽を広げると13cm
にもなる国内最大の蝶オオゴマダラを飼育しています。
慰霊の日に200匹のオオゴマダラを放つそうです。
平和祈念資料館。戦争の犠牲になった多くの霊を弔い、
歴史的教訓を正しく次代に伝え、恒久平和の樹立に寄与
するためつくられた資料館です。とてつもなく立派です。
館内の展示はジオラマ、パネル、プロジェクターなどを活用
し、王府時代から沖縄戦、戦後の米軍支配の流れを分かり
やすく解説しています。
但し、住民に銃を向けた日本兵の展示が問題になったりと
政治的なプロバガンダとして利用されるなどしています。
資料館の前庭に置かれた旧日本軍の魚雷と榴弾砲。 そのままの形で展示されているのですが、資料館の中で展
示するべきではないかと思います。
公園の中に武器が置かれることに違和感があります。
「平和の礎」には、国籍や軍人、非軍人を問わず、沖縄戦で
戦死した全犠牲者23万8千人余の氏名が刻まれています。
戦没者の名前を探す来訪者の姿も多く見られます。
パソコンで場所を検索できるシステムもあります。
鹿児島県の戦没者の中にある牛島司令官。 福岡県の中にある長参謀長。もし生きて軍事裁判を受けて
いれば確実にA級戦犯になったであろう人たちです。
各県の慰霊塔が点在する摩文仁の丘。 平和の丘のステージから見た多目的広場。

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